DevOps導入支援サービスのご紹介
はじめに
こんにちは、DevOps導入支援担当の藤村です。
まだあまり知られていないかもしれませんが、クラスメソッドではDevOps導入支援サービスを提供しています。
今回は、なぜDevOps導入支援をやるのか、なぜクラスメソッドがやるのか、なぜ私がやるのかについてご紹介したいと思います。
※図のテンプレートは以下で配布されているテンプレートを使用しています
インセプションデッキ の テンプレート (日本語版) | agile-samurai-ja/support
なぜDevOps導入支援をやるのか?
DevOps導入支援をやる目的を一言で言うと、
変化の激しいビジネス環境において、お客様のビジネス競争力を向上させるため
となります。
まず、どうやってビジネス競争力を向上させるかですが、そのためには仮説検証ループの高速化が欠かせません。変化の激しい時代において、いくら考えたところで先を見通すことはできなくなってきています。こういったプロダクトを作ったら売れるだろう、こういった機能をユーザーは求めているだろうなどはすべて仮説です。仮説を立て、その仮説検証をいかに高速で行えるか、そのスピードがそのままビジネス競争力に直結します。
次に、どうやって仮説検証ループを高速化させるかですが、そのためにはフィードバックループを短縮し続けることが重要です。仮説検証を行うためにはフィードバックが欠かせません。何かしらのプロダクトや機能を開発、リリースした結果からフィードバックを得ることで、初めて仮説を検証することが可能になります。当たり前ですが、ただ単にフィードバックを得られるだけでは不十分であり、短い時間でフィードバックを得ることがとてもに重要となります。
最後に、どうやってフィードバックループを継続的に短縮させるかですが、そのためにはリードタイムの短縮が必須です。リードタイムとは、そもそも何かしらの機能を作りたいと考えてからリリースするまでの時間を指します。リリースしない限りフィードバックを得ることはできません。まずはこのリードタイムを短縮するところから始める必要があります。
このように、以下のステップを順に実践することが、お客様のビジネス競争力の向上に繋がるというのが、私のDevOpsに対する考えです。
- お客様のリードタイムの短縮の実現
- お客様のフィードバックループの継続的な短縮、強化の実現
- お客様の仮説検証ループの高速化の実現
なお、このあたりの考えは、書籍『THE DevOps HANDBOOK』に出てくる「3つの道」を参考にしてます。興味ある方はぜひ読んでみてください。
なぜクラスメソッドがやるのか?
次に、DevOps導入支援事業をなぜクラスメソッドがやるのか、競合他社と比べた場合の強みについて説明します。
DevOps導入支援事業におけるクラスメソッドの強みは、
AWS DevOpsコンピテンシー認定に裏付けされた実績、ナレッジ
だと考えています。
※AWS DevOpsコンピテンシー認定に関しては、以下のプレスリリースを参照ください。
また、クラスメソッドの社内にはDevOpsにおいて重要な要素であるCI(継続的インテグレーション)、CD(継続的デリバリー)基盤の構築スキルの非常に高いエンジニアが多数在籍しており、この点は間違いなく強みになると信じてます。
私自身、CI/CD基盤を検討する上で参考にした記事をいくつか紹介します。
- CodePipeline で ECS にデプロイできるようになり、Docker 環境の継続的デリバリも簡単になりました
- CodePipeline, CodeBuildを使ってAmazon ECSへの継続的デプロイメントを試してみた
- CodePipeline で CodeCommit/CodeBuild/CodeDeploy を繋げてデリバリプロセスを自動化してみた #reinvent
- AKIBA.aws で「AWS のサービスを活用して CI/CD」というタイトルで話しました #akibaaws
- 「AWSとGitHubで始めるDevOpsハンズオン」の資料を公開します!
- CircleCI+ECS+ECR環境でDockerコンテナのCD(継続的デプロイ)環境を構築する -前編-
- CircleCI+ECS+ECR環境でDockerコンテナのCD(継続的デプロイ)環境を構築する -後編-
このように、AWS DevOpsコンピテンシー認定に裏付けされた実績、ナレッジがクラスメソッドの強みであり、DevOps支援事業を行なう理由だと考えています。
なぜ私がやるのか?
最後に、なぜDevOps導入支援事業を私がやるのかについて、説明します。
私自身、これまでに様々なプロジェクトにおいてアジャイル開発の実践、導入支援に取り組み、その成果をアウトプットしてきました。
- ソーシャルゲームプロジェクトへアジャイル開発導入、実践
- ベトナム開発拠点とのリモート開発にアジャイル開発導入、実践
- アジャイルなオフショア開発
- Regional Scrum Gathering Tokyo 2015 にて、事例発表
- Agile Japan 2015 にて、事例発表
- フィリピンのスタートアップにスクラム導入支援
- Regional SCRUM GATHERING Tokyo 2016 にて、事例発表
- ベトナム ダナンにある開発会社の複数プロジェクトにアジャイル開発導入、実践
- 農業ITベンチャーでリーン・スタートアップ実践、アジャイル開発実践
これらの経験を通して痛感したのは、
CI/CD基盤なくしてアジャイルの成功なし
ということです。
永和システムマネジメント社の社長である平鍋 健児さんは、以下の図を使ってCI/CDを中心とする技術的なプラクティス(ライトウィング)と、プロセス的なプラクティス(レフトウィング)の2つが満たされないとアジャイルはうまくいかないということを説明してます。
これはアジャイルについての説明ですが、私自身、ライトウィングとレフトウィングが揃って初めてビジネス価値、顧客満足、市場創造できるというのはまさにDevOpsも同じだと考えてます。
私が今まで取り組んできたのは主にレフトウィング、クラスメソッドの強みはライトウィングだと考えており、これが私がクラスメソッドにおいてDevOps支援事業を行なう理由でした。
おわりに
いかがでしたでしょうか。クラスメソッドのDevOps支援事業にかける私の想いが少しでも届いたとしたら幸いです。
おかげさまで、DevOps支援事業に関する問い合わせも少しずつ増えてきている状況です。ビジネス競争力を向上させるためにDevOpsの導入を検討しているお客様、クラスメソッドでDevOps導入支援事業に携わりたいと思ってくれるエンジニアの方、もしいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください。
お待ちしてます!